当サイトでは、学生ローンにおける一般常識について情報発信するものである。
これまで利用者側のモラルや、業者側のモラルについて検証してきたつもりだ。
この辺でこれまでのおさらいと、まとめに入って終了したいと思う。
まず、利用者側のモラルについては、クレームをつける前に発端となった起点は何かを考えるということ。
学生ローンへのクレームの大半は、長期延滞、または審査が通らなかった場合のいずれかで大半を占める。
これについては散々説明したが、いずれも利用者側に問題がある事なので、クレームをつける場合はくれぐれも注意して頂きたい。
しかし、全うなクレームがある事もわすれてはならない。
明らかに学生ローン側に非がある場合である。
学生ローン側に非があるケースとしてはいろいろとあるが、例えば入金があった場合に誰かと間違えて、誤入金をしてしまった場合や、残高の問い合わせに対して誤って別人の残高を伝えてしなった場合などである。
このような場合、学生ローンとしては申し日は気もないだろう。
明らかに学生ローンに非がある事は確かなので、この場合は清く反省してもらいたいシーンと言えるだろう。
●まずは双方が冷静になる事が大事
学生ローンでは「言った言わない」の水掛け論がしばし繰り広げられる事がある。
特に多いのが、支払日の変更を言った言わないや、返済が遅れている場合でいついつ支払うと言った言わないなどがある。
このようなケースでは、まずはお互いにが冷静になる必要がある。
そうしないと解決の糸口はなかなかつかめず、妥協点は見出す事はできないからだ。
こういったケースでは、お互いが納得できる妥協点を見出さなければならす、双方の利益と不利益を折半しなければ収集がつかない。
「自分が絶対に正しい」と思っても、一歩引いてお互い相手の話をよく聞く事が重要だ。
まずは冷静になって、交渉するよう心がけよう。
●明細や領収書等は、できる限り保管しておく
後々のトラブルを避ける為にも、領収書や明細書、また、振込で返済した際の控えは必ずとっておく習慣をつけよう。
領収書や振り込みの控えは、イザという時に、必ず役に立つ「証拠物件」だ。
学生ローンや消費者金融では、利用者の数がハンパなく、同姓同名の顧客を多く抱えている。
振り込みで返済した場合、該当者の判断がつかず、入金処理を保留にしたり、誤って別人に入金処理をしてしまう事が稀にある。
こういった時に、振り込みの控えがあれば決定的な証拠となり、学生ローンに対してミスを認めさせる事が容易となるのだ。
しかし控えがない場合、確認方法として、(ア)振り込みをした日付、(イ)どの銀行からどの銀行に送金したか、(ウ)振り込み金額、最低限この3点は聞かれる。
したがって、この3点を覚えていないと証明のしようがないのだが、最も難関なのが「(ア)」の振り込みをした日付だ。
これについてはそうそう覚えている人は少ないだろう。
しかし、振り込みの調査をするにあたって、日付は最も重要な手がかりの一つなので、絶対に必要となる。
学生ローンには毎日莫大な数の入金があり、日付なしで調査する事など到底無理な話だからだ。
入金状況の調査に関しては、上記(ア)~(ウ)の3点は必ず必要であり、振り込みの控えがあればなんなくクリアできるものでもある。
そのためにも、控えは必ず保管しておくよう、日頃から心がけたいものだ。